Let’s DANCE風営法の改正を求めます


http://emuseum.kyotoprize.org/future/jp/laureates/PinaBausch/


被災地の方々はまだまだ大変だよね
福島の方々も、日本全国が大変だよね
踊る事とかどうでもいいよね
音楽で何か変えられるなんて思ってないよ
でも、毎日のストレスで音楽に何かの救いを求めに来るお客さんの眩しい姿を
震災以降沢山見てきたよ
本当に美しくてね。ジーンと来ますよ。


ピナバウシュの授賞式のインタビューは胸に響きました
”誰かが何か美しいものを創ると、人は引き続き働こうという意欲と力を得ます。内側から湧き上がってくるのです。”
私もそう思います。
ボタンの掛け違いのような毎日が続いています
試練に向かって行くことを諦めるのに努力するような毎日です
何が人を動かすのかによって
乗り越えられるか乗り越えられないか
分かれ道にも思えます。

だから音楽やダンスが禁止されるような時代錯誤の規制があることは
試練の真っただ中の私達には重大な問題に思えるのです。
署名をしました。


Let’s DANCE
ダンスカルチャーを守るために、風営法の改正を求めます
http://www.letsdance.jp/


人を動かすもの
第23回(2007)京都賞 思想・芸術部門 受賞者
ピナ・バウシュ

私は以前、「私の関心は、人がどう動くのかではなく、何が人を動かすのかということにある」と発言したことがあります。この言葉はよく引き合いに出されますが、今でも生きています。

新作初演前の不安は、今でもあります。これ以外の形があるのではないかと迷い、プランも台本もなく、音楽も舞台装置もない。初演の日が決まっていて、それまでの残り時間はわずかという時、一つの作品を創るのは決して娯楽ではない。もう二度と作品など創りたくないと、私は考えてしまいます。これは毎回味わう試練です。それなのに、なぜ私は同じことを繰り返しているのでしょうか。長年仕事をしてきても、まだ学んでいないのです。辛いことですが、どの作品も再び最初から始めなくてはなりません。自分が到達したいところに決して手が届いていないと、いつも感じています。ところが、初日も終わらないうちから、私はすでに次の作品プランを考えているのです。どこからこのエネルギーは生まれるのでしょうか。そう、もちろん日々の修練は大切です。とにかく働き続ければ、突然何かしら、何かとても小さなものが生まれます。それがどこへ行くのかはわかりませんが、誰かが灯した明かりのようなものです。そして、再び働き続ける勇気を持ち、元気を取り戻します。あるいは誰かが何か美しいものを創ると、人は引き続き働こうという意欲と力を得ます。内側から湧き上がってくるのです。