GeorgeHarrison Living in the material world.


GeorgeHarrisonとMartin Scorsese監督の映画Living in the material world.
DVDは予約済みですが”音が最高だから劇場で見るべき!”とのウワサで行ってきました。
本当に素晴らしかったです。
彼がスーパースターであるから、
とてつもない使命をもった存在であるから、
偉大な人だから、
いえいえ、
それ以上に私達と同じ”人”と”人”との間にいる人間であったことに感激しました。


”真理”というものを探求したGEORGEのメッセージは山のよう。
”真理”を知り そこにもっとも近い場所に居る事が賢さのように一見思われますが
近づいたかと思えば離れまた努力を惜しまず探すその繰り返し
その姿こそが美しいのだと教えられます。
希望へ近づいてまた離れる。。いったりきたり。
人生に苦悩を呼び入れようとは思いませんが
光と陰を知るものは本当の輝きを放ち
強さとはその過程を謳歌した結果なのだと気付かされます。
命をまっとうするということはそういうことなのかもしれませんね。


私達普通の人間は、彼の様な偉大な存在を”特別”という引き出しにしまい込んでしまいます。
はたしてそうなのでしょうか?
光と陰との行ったり来たりは、今、日本中間違いなく全ての人が向き合っています。
震災後は生き方も信じる物も自分の中の哲学も遥か彼方の”真理”というものも木っ端みじんになりました。
いったりきたりです。
何も見えないという事は自分を見つめる他ないということでもあります。
目に見えるもの見えないもの
木っ端みじんになった多くを嘆くより
生きた心地のしない毎日で生きている事を深く実感する
八方ふさがりのように思えて近道なのかもしれません。
いったりきたりの降り幅が大きくなったことを人生を輝かすチャンスだと思いたい。


それでも、
これを書きとめている私のことも”特別”の引き出しに入れますか?
放射能は誰も差別しない!」とはRankin Taxiさん良く言ってくれました!
みんな同じ悩みと不安の中で”真理”を探している。
何かを表現創作する人は影響を与える”特別”の引き出しに入れますか?
あなたも家族に友人に職場の同僚に街ですれ違う人に影響を与えています。
ほんとに一人ぼっちだよ、、という人がいたら
手の平をバサバサ揺らして空気を切ってみて下さい。
空気に影響を与えましたよね?
大きく息を吸って、吐いてみて下さい。
空気にも植物にも影響を与えますよね?
そして、私は私自身にあなたはあなた自身に影響を与えます。
みんな特別の引き出しに入りましたね。


この悲劇の毎日を大切にしましょう。
ちっぽけで、何の取り得もなく、価値のなかった様に思えた自分の人生が
輝かしいものになるチャンスなのかもしれません。
わからなくなったら自分に聞いてみればいい。
胸はってみんなで頑張りましょう!


Here Comes The Sun by George Harrison