SOMETHING IN THE AIR


コンピューマMIXCD「SOMETHING IN THE AIR」が届いた
タイトルからドキッとさせられた
実はソロアルバム”Kirie”を作っていたとき
昨年リリースしたしたインストアルバム”Colorful”を作っていたとき
"Something in the air"は呪文のようなキーワードになっていたから。。
例えば
髪を洗っているとき
シャワーの水、髪、耳、その間にはいったい何があるのだろう?
例えば
瞑想状態で引き潮のように遠ざかり空っぽになったとき
そこにはいったい何があるのだろう?
例えば
ノイズがカオスのように走り回る渋谷の交差点で
一瞬無音になったような感覚におちいる時
そこにはいったい何があるのだろう?


始まりは、
数年前に初台の東京オペラシティICC内にある
無響室(Anechoic room)を体験した時
無響、無音、
そこにはいったい何があるのだろう?とその神秘的な想いにワクワクした
楽家ジョン・ケージが無響室に入り完全な沈黙を体験しようとした時
音から遮断されたはずの耳に聴こえてきたのは「血液の流れる音」と「神経系統の音」という二種類の身体内からのノイズ
それにより「沈黙は存在しない」という認識に至ったと話しています


イムリーな話しで言えば
"Something in the air"
少々の苦痛も感じそうなこの一年ではありましたが
"Something in the air"
このキーワードは私にとって もっとも神秘的でロマンティックであったことを
コンピューマ新作『SOMETHING IN THE AIR』の音が思い出させてくれました


パッケージには星の砂まで
どこまでもロマンティックな男に喜び感謝。


http://compuma.blogspot.com